連休明け

ああ!今日からあの大学での授業が始まってしまう!行きたくねえ!そう思うと憂鬱で憂鬱で仕方がなく、いまいちパッとしない天気もその気分に拍車をかける。こりゃこのままじゃ今日は行くのは無理かな休もうかな……、とか思ったが、いや行かなくてはダメだ!行かなくては留年してしまいその結果ニートになってしまう!僕はニートにはなりたくない!と思い直し、無理やりテンションを上げるために昼間から酒をあおり、ポップなビークルを聴きながら大学へ向かった。が、酒を飲んだせいか、下車駅を寝過ごしてしまい、結局二限には出れず、一コマだけ出席してバイトに行った。本当に最近バイトしすぎなので来月のシフトは結構削っておいた。それでも週4くらいはあるけど。基本的にはバイトなんてやりたくもないのだが、バイトをしないことにはお金がないのだから仕方がない。そして毎年バイト代以上のお金を支払っている大学には行きたくない。全く、おかしな話だ。
しかし一年の頃からあの大学には行きたくないと思っているのだが、まさか四年になった現在まで行きたくないと思い続けているとは一年の頃は思ってもみなかった。正直、三、四年になれば授業も楽しく思えるようになってくるかもしれない、とか思っていたのだが、ちっともそうならない。よほど今行っている大学が(学部が)嫌いなのだろう、と自分でも関心してしまう。もうここまできたら、授業を好きになろう、とか、授業から何かを得よう、なんてことは微塵も考えていない。早くこの暗黒の時が過ぎ去るのを祈るのみである。そして卒業後、もしこの大学時代を振り返ることがあったとしても、「大学って、いいところだったよなあ」というような考えにだけは絶対にならないようにする。そんなことを思ってしまったら、本当に僕の4年間が「無駄」になってしまう。いや、無駄でもいいんだけど、そうやって誤魔化すことはしてしまいたくないのだ。19歳から23歳までの間、僕は行きたくもない大学に通いながら、ずっとくだらないことをごちゃごちゃと考え続けていた。このことは忘れたくない。別にそれを将来の糧にしたいとか、そういうのではないけれど、「あったこと」を「なかったこと」にすることほど終わっていることはない、と僕は思うのである。そういうわけで、あと1年、もうあと10ヶ月くらいだが、その間は大学に関しては何の期待もせず、嫌々通い続けようと思う。
あと少し。あと少しなんだ。本当に。