交渉人

交渉人 特別版 [DVD]

昔一度観たことがあるのだけど、授業中に途中まで観て、いいところで切られてしまったので観たくなって借りてきた。犯人を説得する交渉人であるサミュエル・L・ジャクソンが、濡れ衣をきせられて失職させられ、自らの無罪を証明すべく別の交渉人と一大交渉を繰り広げる、という話。
観終えて、冤罪ってのは本当に恐ろしいな、とつくづく思った。こういう組織ぐるみのものだけじゃなくて、まあ冤罪全般について。やったことを証明するより、やってないことを証明することのほうが難しいように思う。冤罪といえば痴漢犯罪、というのが僕の頭の中にはあるのだが、そういえば昔、中学校の頃の担任が、「電車に乗ったら必ず鞄は網棚に載せて、片手はつり革、片手は肩のあたりにおいておいたほうがいい。痴漢と間違われたらたまらないから」と語っていたのを思い出した。あれだけ力説していたことを考えると、もしかすると痴漢と間違われたことがあったのだろうか。「Shall we dance?」の周防監督の新作が、まさに痴漢冤罪の話なので、今度観に行こう、と思った。