ぺルソゥーヌァー

おそらく他の会社でもあるんだろうが、新入社員用自己紹介文みたいなのを書かなくちゃいけなくて、書いていたのだが、その中に給料の使い道についての質問があって、去年のものを参考に見てみたところ、みな「親へ何かプレゼントします」ということばかり書いていて辟易した。何なんだ、この感じ。「これが無難な回答だろ?わーかってるよ俺は」的な感じ。右へ倣え。まいってしまう。それにそういうのってそんなところには書かず自分の心の中にだけ留めておいてある日突然渡す、そのサプライズ感によって感動が生まれるのではないのか。それがほら、ジャパニーズの奥ゆかしさっつーか、はがゆさ、もどかしさ、というか、そういうものじゃないのか。そしてプレゼントというものの妙ではないのか。違うのか。いやでもしかし待てよ。彼らは今僕が考えたようなことを全て考えた上で、あえてそういうことを書いているのかもしれない。それが社会人ってものなのかもしれない。本当のことを言うとみせかけてフェイクを入れたり、本当のことを言うとみせかけてフェイクをいれるとみせかけて本当のことを言ったり、本当のことを言うとみせかけてフェイクを入れるとみせかけて本当のことを言うとみせかけてフェイクを入れたり。社会という仮面舞踏会で生きていくのは大変だわ。
って書いた後にあらためて読み返して自分自身に呆れてしまう。自分はもっと表面上の情報を何も考えずにそのまま受け入れる努力をしなきゃいかん。裏、とか考えなくていい。それが多分一番ハッピーに生きる道なのだから。