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卒業

大学の卒業式があった。成績はすでに一月ほど前に出ており実質その時点で卒業は確定していたので、式そのものについてはさほど感慨はなかったけれど、でも、出席してみると、「ああ、これでやっと卒業できるのか」という思いが強まって、嬉しくなった。大学生活というものに自分の中できっちりと片をつけるという意味では、出席してよかったかな、と思う。あと数少ない法学部の友人にも会えたのでよかった。その後は、ゼミの人と飲み⇒サークル飲み⇒麻雀⇒新しい朝⇒秋葉原物色⇒上野公園散策⇒東大構内散策、というルート。サークル飲みから麻雀にかけての記憶がかなり曖昧で、気づいたら卓の前に座っているという感じだった。ちょっと飲みすぎたようだ。翌朝。秋葉原を物色しながら、地方に帰る友人は「大きな本屋も秋葉原もロクにないような場所で俺は一体どうやって生きていけばいいんだ。もうamazon依存になるしかない」と嘆いていた。上野公園はここ数日の温暖な気候のおかげか、ここかしこで桜が咲き始めており、一足早い花見客で賑わっていた。東大構内では「東大の空気吸ったから偏差値あがってる気がする。多分今偏差値530000くらい。」「フリーザかよ」「東大の空気を吸うだけでボクは高く飛べると思っていたのかなあ…」とか、どうでもいいことを話しながら歩いた。そして近くの蕎麦屋で蕎麦をすすり、帰宅した。
もしかしたらもう会うことはないかもしれない。いや、案外度々会うのかもしれない。わからないけれど。でもきっと、こういうどうでもいい感じの馬鹿馬鹿しい時間はもうないんだろうなあ、と思う。それが、少し悲しい。