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草原

8月10日に書いたような感覚、つまり「なぜ自分は今こういう仕事をやってるんだろうなあ」という感覚が、日常のふとした瞬間に、東京のビル郡の片隅からするりと僕の中に入り込んでくる。いい、悪い、とかそういうのではなくて、何でかなあ、という、単純な疑問というか、そういうの。昨日も同じことをやっていた?その前の日も?さらにその前の日も?と、パタパタとドミノを倒すかのごとく考えてみると、どうも本当にそれらが繋がっているということが信じられなくなってくる。同一性とか、そういう問題? よくわからないけれど。何でこんなことを考えてしまうのか、ということを自分なりに考えてみたのだが、多分、会社に入ったことで、いままでのように小中高大社会人と場所が変わっていくということが、今所属している会社を辞めない限り基本的にはもうないので、突如自分の目の前に『会社生活40年!』みたいな壮大な平原が広がってしまい、それが自分にとってはあまりにも広過ぎて何だか嘘っぽくて、気がついたら今まで歩いてきた道、僕の後に道はできる、というあの道のことだが、振り返ってみたらその道もどこかに消えてしまっていて、広い広い平原の中でどこへ行ってよいのかわからず、ただただぼーっと凪いでいる草原と空を眺めて途方に暮れている。ということなのではないだろうかと思う。違うかな。何かをうまく説明する、あるいは何かに理由ををつけるというのは難しい。