ブオーン

ブオーンが倒せない。エアーマンじゃなくてブオーンだ。ドラクエ5の話である。先週来かかっている病、働きたくないでござる病および何もしたくないでござる病がいっこうに治らないので(不治の病?)、今朝からドラクエ5を始め、ブオーンのところまでやってきた。だが、ブオーンがあまりにも強すぎて平均レベル24のパーティでは論外!って感じなのでとりあえず小休止している。しかし、あらためてドラクエ5をやって気付いたことがあるのだが、主人公があまりにも不遇すぎる。だって、

  • 一国の王子として生まれたものの、母親がさらわれ、その後、旅生活。
  • サンタローズの村でようやく落ち着けるかと思いきや、目の前で父親を焼死させられ、さらにゲマに連れ去られ奴隷生活を10数年。
  • 何とか奴隷生活を脱し、結婚。双子を授かるが、その後ジャミによって石化させられ、8年の歳月を石像として過ごす。

あまりにも哀れすぎる。人生で最も勢いのある約20年をほぼ棒に振っている。それでいて腐らない主人公に惚れる!
また、今回やってみてもう一つ気付いたのは、結婚イベントで、ビアンカを選ばないわけがないだろう、ということ。ダンカン(ビアンカの父)の独白(ビアンカは実の娘じゃない)とか、滝の洞窟でのビアンカの台詞とか、結婚前夜の眠れないながらも主人公を気遣う姿(一方、フローラはすやすやと眠っている)とかを見ると、ビアンカを選ばないことが人非人のように思えてくる。ドラクエ5のファーストプレイで「なんかグラフィック的にフローラのほうが可愛いからフローラにしよう」という選択をした自分のことが信じられない。今の自分ならビアンカを選ばないという選択肢がまずありえない。
歳をとると、人間変わるものだなあ、ということを実感した。ゲームは本当に色々なことを僕に教えてくれる。