師走

普段は冷静沈着でゆったりとしながら歩を進めるような師も走らなければいけないほど忙しい時期だから師走というわけなのであって、ゆえに俺が何だか最近ゆっくり休めてないなあと思うのはこれ至極当然のことなのでごわす(師走とかけている)。師走だから仕方がない。ただ、こうも毎日本も読まず映画も観ずゲームもせずという日々が続くと、俺は何でこんなことをやっているのだろうか、という悪魔のささやきが脳裏をよぎるどころか脳裏に住み着いて離れなくなるので、とりあえず酒を飲んでそんなウィスパーを吹っ飛ばす。銀座が歩いてすぐなので、何とかあのあたりのバーに入ってみたいと思うのだが、なかなか勇気が出ず、いまだ実行には移せていない。