きよすみしらかわとネイチャーパワー

恥を忍んで告白しよう。いままで清澄白河駅のことを「せいちょうしらかわ」駅だと思っていた。初めて清澄白河駅に行って、車内アナウンスを聞いたときにそのことが明らかになった。まあようするに、それくらいふだん馴染みのないところだということだ。なお、この「清澄白河」という名称は2つの地名「清澄」と「白河」に由来する。

■清澄−きよすみ
この一帯を開拓した人に清住弥兵衛という男がいました。そこから清住町という名前を経て、清澄町となりました。
■白河−しらかわ
この地の霊巌寺を菩提寺とする松平定信が東北の白河藩主であったことに由来します。
(『江東区 清澄白河 下町ぶらりMAP』)

白河というのは白河天皇の白河なのかなと勝手に思っていたけど、違っていた。それはさておき、何でそんな名前すら間違えて覚えてるような駅に行ったのかというと、木場公園内にある東京都現代美術館で現在やっているメアリー・ブレア展に行くためである。木場駅からよりも清澄白河駅からの方が現代美術館までは近いのだ。深川資料館通りという狭い道を歩いていく。「まずい」という文字がひっくりかえっている看板がかかっている佃煮屋を何回か見かける。「まずい」の逆だから「うまい」ということである。数年前まで通っていた大学の近くにも同じような看板をかけているラーメン屋があったなあ、ということを思い出した(そのお店のラーメンはさほど美味しくはなかったが、とにかく安い)。外国の方々が好きそうな日本の下町然とした通りを抜けると現代美術館に出た。メアリー・ブレアというのはディズニーでコンセプト・アート(アニメーションを作る前に、その作品の方向性を決める目的で作られる絵のこと。もしかしたら間違ってるかも)をやっていた人で、イッツ・ア・スモールワールドのデザインも担当したらしい。どれも色がとてもきれいで、人間の想像力半端ない!って感じで面白かった。あと、ヤノベケンジのジャイアント・トらやんがいた! おおきい! よくわからないけど、なんかすごい! 家に帰って調べてみたら8/9までしかいないようなので運がいい。もう少しじっくりと観たかったんだけど、別の用事があったのであきらめた。帰りはバスで木場駅まで行き、駅近くのネイチャーパワーというカレー屋に入る。日替わりランチを頼んだら、鶏肉と豆のカレーだった。ナンとご飯の両方がついてきて、ナンはとても大きい。ぎりぎり食べきる。美味しかった。ただ、昼時なのに客が自分らしかいなかったのは大丈夫なんだろうか? 
なかなか面白そうな場所なので、今度は清澄庭園木場公園なんかにも行ってみたい。