(500)日のサマー

以前何かの映画を観に行ったときにこの映画の予告編を見て「なんで500日にカッコがついているんだろう?」と疑問に思っていたんだけど、観ているうちに(そしてラストでほぼ確実に)その理由がわかって、ああそういうことだったのか、と納得するとともに、そしてそういうことって本当にあるよね、ってとても共感した。
自分も、自意識過剰妄想系の人種であることは間違いないので、主人公トムの気持ちは大変よくわかる。途中でトムの理想と現実っていう2つの場面を同時に見せてくれるシーンがあって、正直見づらいんだけど、でも、ああそういうことあるある……、とよりいっそう思わせられて、なんか観ていてとてもいたたまれなくなった。
男女の付き合いでお互いにカッコ付きの日付じゃなくなる日ってのが本当にありえるの?っていう疑問の答えはもしかしたら永遠に出ないのかもしれないけれど、男女の付き合いに限らず、人と人が出会うっていうことはきっと常にそういうことなのであって、そうだからこそ面白いのだろう。
よし、明日からまた頑張ってみよう、って思えるよい映画だった。