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ニッポン景観論/アレックス・カー

 日本の景観計画のなさを様々な写真による具体例を用いながら批判した本。とてもわかりやすく書かれており気軽に楽しく読める本だが、この本の中で批判されているような景観が自分の身の回りにありふれていることを思い出すと、何も考えずただ笑って読むこともできなくなってくる。

 自分が普段よく利用している東京駅近くでも、丸の内側は比較的景観管理がきいているのに対し、八重洲側や有楽町方面はそうでもないという違いがあり、どちらが歩いていて気持ちがよいかというと、やはり前者のような気はする。

 ただまあごちゃごちゃしているのが悪いというわけではなく、景観についてのビジョンがあるかどうか、ビジョンを持っているのならその実現ができているかという話だと思うので、2020年にはオリンピックもあるし、ぜひ日本もこうした意識を持てるとよいのではないかと思う。

 面白い本だったので著者による別の本も今度読んでみよう。

ニッポン景観論 (集英社新書)

ニッポン景観論 (集英社新書)