海難1890

 すごく久しぶりに映画館で映画を観た。いつ以来だろう、少なくとも1年以上映画館に行った記憶がない。ストーリーはなんか映画紹介記事なんかでだいたい知っていたんだけど、感動に飢えているので泣けるといいなと思い行ってきた。1890年にトルコ使節団が遭難したのを日本人が救ったエピソードと、イラン・イラク戦争勃発時にトルコ側が救援機を飛ばし日本人を救ったエピソードを通じて、人と人とのつながりを描いた映画。

 話自体は感動的だし忽那汐里はかわいかったしまあいいんだけど、映画の冒頭からトルコの大統領(だったかな?)が出てきたり、途中で昨年色々と話題になった安保法制にも通ずるような感じの場面が出てきたりと少々プロパガンダ感が強いですねーって感じで多少萎え気味になって会場を出て、帰り道でWikipediaをちらっと覗いてみたらなんか「『海難1890』を成功させる会」の最高顧問に安倍総理が就任しているということまでわかり、あーって感じに。そういうことを知った上で観に行っている人がほとんどだったのかもしれないけど、自分自身はそういう背景を知らなかったので、後から知ってだいぶ萎えました。

 やっぱりおとなしくスターウォーズ観に行ってスカッとすべきだったか。

www.kainan1890.jp