無駄無駄ですか?

バイト。今の高校生にとって勉強というものがどれだけ意味のないものになってしまっているのだろう、ということを、このバイトをやっていていつも考えさせられます。だって僕のバイト時間の半分以上は解答欄に大きなスラッシュを書くことと点数欄に丸を沢山書くことで占められてますからね。何たる不毛さ。「意味がない」という言葉を具現化したような作業。これじゃテスト受けてる高校生にとっても何の意味もない。
近々大学全入時代が来るとか言われており、要はテストほぼ白紙の生徒でも選り好みしなけりゃ大学に入れる時代がやってくるわけですが、そういう生徒は大学で一体何を学ぶのでしょうか。分数の計算ですか?不等式の両辺にマイナスをかけると不等号の向きが逆になることですか?現在完了形の作り方ですか?理系にしろ文系にしろ、そういった下地がなけりゃ何にも出来ないのではないか……、などと僕は思ってしまいます。
もちろん大学に行くことは意味のないこととは言いません。人間形成の何たら云々とかの面ではプラスになる部分もそりゃ多くあるでしょう。でもさ、そんなことって別に「大学」じゃなくても出来ることじゃない? わざわざ高い金払って大学なんて行かなくても、社会関係や人間関係なんてそこらじゅうに腐るほど転がってますよ。
……とか言いつつ僕なんかはかなり自室に引きこもってるわけですがorz ほら!僕自身を鑑みてもやっぱり大学なんて意味ねえよ。授業もつまんねーしさ。無駄無駄無駄。まあ一浪した挙句に第一志望に落ちて今のクソ私大にしか行けなかった人間の戯言ですけど。負け犬の遠吠えですね。

さて。先日大学院がどうとかっていう話をちらっと挙げたんですが、こんな言葉を見つけました。

「東大で大学院に入るのは自殺行為、それ以外の大学で大学院に入れるのは殺人。」 (c)飯田泰之

とても強烈なキャッチフレーズ。人文社会系の研究者志望者に対する言葉という限定は付くのですが。他の幾つかのブログでもこの件についてトラックバックしているので、それらも読んでみようと思います。でもきっとこういう一面があることも事実なんでしょうね。