遠くに在りて思うもの

胡散臭いひげを生やした風貌でブックオフから黄色いビニール袋を手にさげて出てきた後に入り口にある無料のバイト情報誌を2〜3冊もらってそれを自転車のカゴの中に入れて帰っていくという自分はもはやプーかニートにしか思えない今日この頃。
ひげがずいぶんと伸びました。といっても、まだ2ヶ月位しか経ってないんですが。合宿行く前にひげを剃っていこうかと思っていたんですけど、面倒なのでそのままで行くことにします。どうせ帰ってきたらバイトをするために剃らなきゃならないと思うので、そのときにまとめてということで。
明日から合宿です。嗚呼。自転車を担いでの電車移動が一番嫌なんだよなあ。邪魔なことこの上ない。せめて自転車がなければいいんだが……、ってそれじゃチャリサークルの意味ないじゃん。
もう2年も同じようなことやってるので大体いつも出発前に思うことは一緒なんですが、やっぱり旅だとか旅行だとかっていうものはそんなにいいものではない、と思います。行く前からそんなこと言うなよ、って感じですが。でも、結局合宿が終わって家に帰ってきて思うことは「ああ家って素晴らしい。街って素晴らしい」ということなんですよね。だから自分の普段生活している場所を再認識しようという試みとしての旅は意味があると思うんですが、旅自体に目的を求めるのはあまり意味がないというか。ん、なんか矛盾してる? ああでも自分が切り離されて本当に1人になる、みたいな感覚を味わうことも旅をしてみたほうが感じることが出来るかもしれない。そしたらやっぱ意味あるな、旅。だけど実際のところサークルの合宿ってのは凄い縛られてて、制約とかめちゃくちゃあって(まあそりゃ大人数だから当然なんだけど)、そんな地球のありとあらゆる重力から解放されるような瞬間なんてのは訪れない。サドルにまたがりながら考えてることなんて「単位来るといいなあ」とか「どうなってんだろジャンプの続き」とか「ああマック食いたい」とか、そんなもの。全然切り離せてない。もっとこう俗世と俗世じゃない世界の境界線のような部分にまで出来たら踏み込んで行きたいんですよ僕は。元の世界に戻れるか戻れないかという境界線まで。ギリギリのライン。そうじゃなきゃこんなことやる必要がない。面倒だし。でももう僕は一応サークル現役生の最高学年になっててそんなこと言ってる場合じゃなくて、ルールを守らせるような立場に立たないといけない。うーん、難しい。
まあそんなことを考えつつ合宿に行ってきます。今回の合宿におけるMY合宿ソングはサンボマスターの「これで自由になったのだ」で。山の中で叫びまくろう。
これで自由になったのだっ!