ワカメ・マジック

午後1時に起床。5時間くらい眠ったが、それでも体全体にまとわりつくような気だるい感じは取れず、もう少し眠りたかったけれど、そりゃマズイだろう、ということで起きることにした。なぜなら明日は教場試験があるのだ。いくらやる気がないといっても、流石に前日くらいは勉強する。しかし、明日の試験は持ち込み可だということで、勉強していても、どうも内容が頭に入ってきていないような気がする。文章を読んでいても、ただ文字を目で追っているだけになっている。いくら持ち込み可だといっても、過去問を見る限り、そんなに余裕をかませるような簡単な試験ではないことは分かっているのだが、やはり試験を舐めてしまっている感が自分にあることは否めない。その後もレジュメやノートを一応読んだりはしたのだが、つい途中でサザエさんを見てしまい、ワカメちゃんの声が変わってやけに大人っぽくなっていたのに衝撃を受ける。いつ変わったんだ?全然知らなかった。有無を言わさぬパンチラで世の中の諸兄を悩殺し続けてきた永遠の小学三年生であるワカメちゃんが変わってしまったことで、永遠なんてないんだ、ということをまざまざと見せつけられてしまい、「えいえんはあるよ、ここにあるよ……」という言葉をいまだ密かに信じ続けていた僕でさえも、ああやっぱり「えいえん」なんてないんだなあ、と実感せざるを得ず、失意のまま食事をしてシャワーを浴びて特命リサーチで部分やせ特集を見てあるある大辞典を見ながら500円玉を額に貼ってみたりしていたらもう10時だった。もう10時じゃん!結局全然勉強してないじゃないか! ああもう。