まとまらない

存在の耐えられない軽さ [DVD]

存在の耐えられない軽さ [DVD]

お中元として届いた地ビールを飲みながら、3時間通して観た。ベッドに横になりながら観てたんですけど、観終わった後、そのままベッドに仰向けになって、ぼんやりと天井を見上げ、あーだこーだと色々まとまりのない考えを、ぼんやりと巡らせた。と、まあ、そんなふうに色々と考えさせられてしまうというか何とも言えぬ余韻の残る映画だった。ラブストーリーとしても観れるし、そうじゃない映画としても観れる。でも、色々な要素があるせいで上手い具合に感想が言うことができない。好きな感じであることには違いないのだけれど、「じゃあどこが好きなの?」と聞かれたとしたら「ここです」と、はっきり答えられない。しかし、まあ、強いて挙げるとするならば、映画全体、あるいは、この映画全体に常に漂っている軽いんだか重いんだかよくわからない雰囲気、とでも言えるだろうか。……あー、いや、何か違うような気もする。やっぱり上手く言えない。好きなのは間違いないのだけれど。あと、観終わったときに、いい題名を付けたなあ題名の付け方が上手いなあ、と、あらためて思った。この題名には幾つかの意味が重なっているんだろう。どうやら廉価版DVDが発売されているようなので、買ってみてもいいかもしれない。もう一度観たらまた何か感じるところがあるんじゃないかなと思う。面白かった。
原作が出ていると以前お聞きしたので、今度原作を買ってこよう。