閉幕&まとめ

何とか就職活動が終了した。思っていたよりは早く終わったので嬉しい限りである。あらためて就職活動を振り返ってみる。
序盤はSE職に就こうかなと考え、実際にある企業からその業種で内々定を頂いたのだが、時期が割と早かったので「これならもうちょっといい所いけるんじゃねー?」などと調子に乗る。が、受ける予定だった企業にESで落とされてたり、面接官が微妙(頭悪そう)でやる気がなくなったり、一緒に受けてる周りの学生がまるで肌に合わないので進んでた選考を辞退したり、説明会で他社のことを批判しまくるような程度の低い人事がいたりしてそもそも受けるのをやめたりしていたら、いつの間にかSE職の持ち駒はなくなってしまっていた。あちゃー。追加しようかとも考えたけれども、そのとき同時に進めていたメーカーの選考がそこそこ進んでいたのでそっちにシフトすることにした。面接は基本ノープランで特攻するというスタイルを取っていたのだが、それでも特に問題はなかった。まぁあまり人気企業といわれるような企業を受けてるわけではないからだろう。ただ、最終面接でつい口を滑らして「総合○○メーカーというのは、何でも出来るってことを言いたいのかもしれないと思うんですけど、正直それって何も出来ないこととほぼ同義ですよね」などという暴言を吐いてしまい、失笑を買ったりした(その企業も「総合○○メーカー」)。もちろんそのあとでフォローは加えたが、やはり最終面接くらいは一応考えていった方がいいなあと感じた(ドラクエ8をやってる場合ではなかった!)。でも、なぜかその企業から内々定を頂くことができた。その点から大変に懐の深い企業であることがうかがえたので、そこに決めることにした。と、流れとしては大体こんな感じであった。
手帳を見てみると積極的に活動し始めたのが2月の頭くらいからなので、期間は大体2ヶ月半というところ。2ヵ月半と文字に表してしまうと短かったように思えるけれど、実際就職活動中は、非常に時間が長く、淀んでいるような気さえした。大学浪人時と同じような心持になった。おそらく、将来が未確定であるということが、僕の精神を著しく不安定にさせるのだろう。しかし、綿密に計画を立て、ある程度確定された未来に向かって歩いていく、という行為はあまり好きではなかったりする。世の中は偶然に満ちているからこそ面白いのだ、と、最近ようやくそう思えるようになってきたからだ。それゆえ、自分が「計画性はあまりないにもかかわらず、安定を求めてる」という、非常にわがままな人間であることを就職活動を通して理解した次第である。そんないい加減な人間でも働く場所を提供していただけるのだから、世の中には色々な会社があるもんだ、と思う。
就職活動ってのは本当に大変だとか苦しいとかでも成長できるだとか色々言われていて、まあ確かに面倒だったとは思うけど、別に僕は就職活動を通じて自分自身が成長したとは思っていない。物事についての考え方だってほとんど変わっていない。ただ、世の中には実に色々な企業があって、実に色々な人がその中では働いていて、そういう人たちの中にはいい人もいれば嫌な人もいる、ということは実感できた。そして、どんな人でもみな働いている、ということもわかった。結局こんな当たり前のことしかわからなかったが、この程度のことでも成長と呼べるのであれば、僕も少しは成長できたのかもしれない。
それなりに仕事をして、それなりの生活がおくれて、好きな本を読んで暮らす。そんな生活が出来るように、それなりに頑張ろう。



さて、金曜は久々にバイトもない自由な一日なので秋葉原にでも行ってくる!