本を薦める

ニュース番組を見ていてもどこもイジメ自殺と履修不足の話ばかりで、ってなんか某氏の日記の書き出しに似ているけど、まあ本当にそうなんだからそうとしかいいようがない。ああいうのばかりだと気が滅入ってしまうので、困っている。だから最近はそれら関連のニュースはさっと流し見、流し読みするだけになった。特に意見したい、とか、そういうのでもないけど、イジメてる人とかイジメられてる人はとりあえず重松清の『エイジ』『ナイフ』を2冊続けて読んでみるといいんじゃないかと思う。履修不足の問題に関しては、そうだなあ、ルソーでも読めばいいんじゃないか。いや、僕も一度軽く読んだことがあるだけなので、大したことが言えるわけでもないのだけど。でも、あらためて、「果たして進歩とは何ぞや」と問うことは、あながち大げさすぎることでもないだろう。受験至上主義の今においては。「やらなきゃいけないから、やる」とか「やらねばならない」とか、いやあ、ほんとに、ねえ。何なんだか。
上で勝手に本を薦めてしまっているが、そういえば、中学生に本を貸すことになった。ホラーとかラノベとか、そんな単語が彼女らの口から出てきたので、乙一の中からピックアップして貸そうと思っている。普段全然、ほとんど本を読まない、ということだったので、とりあえず『失踪HOLIDAY』あたりが読みやすくていいだろうか。レーベルもスニーカーだし。