エアリンガル
KYが「空気読めない」の略とか言われてるけれどKYって「空気読める」ともとれるわけであって、それはつまり結局のところ空気が読めようが空気が読めまいがあまり変わりはないということなんだろう。そもそも、空気が読めない、というのは、例えばあるシチュエーションにおいて頓珍漢な発言あるいは行動をした人物に対して、おいおい空気読めよー、などと使ったりすると思うのだが、あれは空気、その場の雰囲気を理解して発言あるいは行動しろ、ということよりもむしろ、「オマエがそんな発言(行動)してこの場が微妙な感じになったら俺が嫌だから、空気(雰囲気)を察して発言(行動)してよ」という意味のほうが強いのではないか。つまり、空気を読め、その場の雰囲気を理解しろなどと口では言っていても、実際は「もっと俺の気持ちを理解してよ!俺を理解してよ!お願いだからッ!」という、俺俺主義もはなはだしい発言なのだ。という気がする。大体空気や雰囲気なんてのはてめえが感じてる主観以外の何物でもないのであって、そんなものを人に押し付けてくるようなやつはそれこそ空気を読めていないのだから放っておけばいい。だから空気が読めないからといって何ら心配することなんてないのであるよ。胸を張ってのびのび生きなさい。
と、自分で自分を慰める日々。犬の言葉がわかるバウリンガルとか昔あったけど、その場の空気がわかるエアリンガルとか発売されないものかしら。