世界の終わりで何を叫ぶ?
ここ数日のあまりの暑さでどうやら夏バテをしてしまったようで、昨日今日とずっとベッドに横になりながら英単語や国際系科目のプリントとにらめっこをしていました。とはいえ、全ての時間をそんなことに費やしているわけではもちろんなく、撮り貯めしておいた映画を幾つか消化しました。この二日間で見終えたのは「AKIRA」と「12人の怒れる男」と「世界の終わりという名の雑貨店」の三作品。「12人」のみ二回目(英語テストの為)。どれも面白かったです。
「AKIRA」は人知を超えた力、いわゆる超能力をもった子供達の話。微小な生命体に秘められた莫大なエネルギーなどという言葉を聞いて、E=mc^2位しか浮かんでこない自分の無知が悲し過ぎます。作品内に沢山登場するメカが実に素敵。良いです。
「12人の怒れる男」はアメリカ陪審員制をテーマにした映画。12人の男の人物描写が素晴らしい。どの人物も立ってます。8番陪審員が論理的に一つ一つ問題を整理していくのがカッコイイ。
「世界の終わりという名の雑貨店」は、音楽の使い方や雰囲気は凄くいいんだけど部分部分だけで見ると何だかよく分からない作品でした。枯草の生え茂った河原で一人の女子高生が銃を振り回すシーンとかは全く謎でした。あれは一体何なんだろう。あ、ちなみにあのシーンを見ていて岡崎京子の「リバーズ・エッジ」を思い出しました。“河原には死体が埋まっている”っていうのは全国の高校のスタンダードなのでせうか? それとも都市伝説か何か? 自分の高校のそばにはそんな河原がなかったのでそんな噂は全然ありませんでしたが。男子校だから噂を媒介する女子高生がいなかったせいかもしれないですね。また、作品のテーマ自体と絡んでいると思われる、「こんにちは」、っていう言葉もよく分からなかったです。むぅ。原作があるそうなので、今度それを読んで、今回分からなかったあたりを確認してみようかと思います。あと、主演の高橋マリ子という女の子がとても綺麗。どうやらモデルらしい。ファンサイトでも覗いてみよう。