久しぶりに

ここ数年ずっと中学時代の友人に貸していて、別に返してもらわなくてもまあいいやとか思っていた、というか貸したことすら忘れていた本が一ヶ月ほど前に返ってきて、せっかくなので(何が「せっかく」なのだがはよくわからんが)、学校へ行く途中の電車の中で、それを読んだ。村上春樹の『回転木馬のデッドヒート』である。昔、2、3度は読んだはずなのだが、今回読んでみたところ、「あーそういえばこういう話あったあった」という程度にしか覚えていなかったので、それゆえ、なかなか楽しく読むことが出来た。ちょっと前に「風の歌を聴け」を再度読み、今回は「回転木馬」と立て続けに(といっても間に別の本も読んでるけど)春樹作品を読んでみて思うことは、やっぱり村上春樹の小説は面白いなあ、ということだった。他の作品も押入れから引っ張り出してきて、読んでみることにしようと思う。