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勝手に生きろ!

趣味はなんですか?転職です!とでも言わんばかりに主人公のチナスキーは職を変える。具体的に数えるのは面倒なのでやらないけど、多分この1冊の本の中で20回くらいは転職してるんじゃないか。凄い。最近、また別の人が会社をやめるという話を聞き、その人は優秀な方だったので若干ショックを受けていたのだが、何だかこの本を読んだら気が楽になった。あと、この本に出てくる言葉は、いちいちカッコいい。

要するに、おれは人生にうんざりしていた。ただ食べたり、寝たり、服を買うためにしなくちゃならないことそのものにだ。だからおれはベッドのなかで飲んでいた。飲んだところで世界がなくなるわけじゃない。でも、世界のほうもこっちの首をしめたりはしない。
(『勝手に生きろ!』チャールズ・ブコウスキー/都甲幸治訳 河出文庫 80頁)

ただ、「働きたくねえ、おれは酒を飲むんだ」という、世間的にはどうしようもない言葉も、言いようによればカッコよくなるということだ。ということで、俺も酒を飲む。世界のほうにこっちの首をしめさせないために。

勝手に生きろ! (河出文庫)

勝手に生きろ! (河出文庫)