アンリミテッド:サガ プレイ開始

アンリミテッド:サガを始めました。キャラクタはヴェントを選択。「移動できないRPG」と後輩に言われていた通り、初めは全く移動出来ず、フィールドで(というかそもそもそこがフィールドだという確信もその時点ではない)アクションコマンドを何度も繰り返しても何も起こらない。それで開始5分位で早くもやる気を失い始めていたのですが、その時にようやくアナログジョイスティックで移動するのだということがわかり、第一歩を踏み出すことに成功。その後はリールに苛立ちながらも、宝箱の開け方や連携の仕方などを学びつつ進み、ラスボス手前のボスに敗北して、とりあえずストップ。7時間半位。
まだ一人目のキャラクタなので何とも言えないといえば言えないのですが、それでもあえて言ってしまえば、「正直、微妙。っつーか駄目だろ」という印象。何が決定的に駄目かというとシナリオとシステム。……致命的すぎる。シナリオは唐突で、一方的な展開。一人よがりな感が否めません。あと、中途半端に挿入されるボイスがウザすぎ。ボイスを入れるなら入れる、入れないなら入れないではっきりして欲しいもんです。
システムに関しては、まあ確かに新しいことは新しいんだろうとは思うんですが、それが面白くないというのが駄目。大抵、何か出来ないことが出来るようになったときというのは嬉しいと感じると思うんですが、このゲームではその出来るようになることがあまりにも普通なら出来て当然の事ばかりで、何でそんなところにわざわざ力を入れなきゃならないのか、という疑問が生じます。アマゾンのレビューで「力の入れどころを間違えている」という評がありましたが、まさにその通り。的確な指摘です。
あ、あともう一つアマゾンのレビューの中に「『人生何でも思い通りにいかない』という哲学がゲームに強く反映されている」というコメントがありましたが(そんなことはあるわけないと、もちろん僕は思っていますが)、そんなものをゲームにまで反映させないで頂きたい。人生が辛いことなんて分かってるのに何でわざわざゲームをやってるときまで不快にならなきゃいけないのか、全くわかりません。開発の人たちが「『サガ』はとにかく新しければいい、難しければいい」と、もし考えているのであれば、そういう考えはちょっと違うんじゃないの? と僕は思います。まずは面白い、楽しいことが第一なんじゃないんですか?
と、ここまで色々と文句ばかり言ってきたんですが、グラフィックや音楽はまあ悪くないし、メインシナリオ以外のサブシナリオは多少面白いかもしれません。でもそれだけじゃこのゲームを起動しようという原動力にはならないんだよなあ。