迷子
来週から大学が始まってしまうのかと思うと嫌で嫌で仕方がなく、ひたすらやる気が出ず鬱々とした日々を過ごしていました。あー、本当にこの学部に来たのは失敗だ。昨日もらった登録結果通知書を見ても全く面白そうだとも思わない。面白そうだと思えるものなんて文学部の西洋思想の授業と露文の授業くらいですよ。あー、あとオープンのコナミの寄附講座も割と面白そうかもしれない。でもいずれにしても法学部の授業ではない。マジでこの学部にいる意味ないよ。あと2年間もこの学部でまるで興味のもてない法律の講義を受けなければならないかと思うと胃が痛くなってきます。しかもまた民法総論とかあるし……。もう3回目だよ。行く気もしねえよ。ああつまらないつまらない。本当どうしよう……。
そんなようなことをずっといじいじと考えてました。流石「女の腐ったような奴だ」と親に褒められるだけあります。えへへ。っていうか今思ったんですが、「女の腐ったような奴」っていう言葉は現代ではもはやずれていませんか?今は男でもいじいじして何にも決められない奴多くないですか?僕のサークルの友人なんかも割とそんな感じだったりするんですが。
「今日の昼どこ行く?」「どこでもいいよ」「どこでもいいじゃねえよ、どっか決めろよ」「え、じゃあ、うーん……」「いや、どこでもいいから悩まなくていいって」「どこでもいいって言われてもなあ……」
みたいな、そんな感じ。どうでもいいことをどうでもよく適当に決めることができない。僕も含め、いい意味でも悪い意味でも真面目すぎるのかもしれません。ちなみにそういうときの昼飯は大抵学生会館から一番近い定食屋かカレー屋になります。
まあそんな昼飯のことは別にどうでもいいんですよ。問題はこのままこの学部に在籍していたとしても僕が得るものは何もないということ、それで4年間何も学ばずに卒業して仕事についてそれで僕は満足出来るのかということなんです。今から仕事に就いたときを想像してみると、まず3ヶ月もしないうちに仕事をやめてしまう気がしてなりません。大学新卒で就職した人の約3割が3ヶ月以内に退職するというデータもあるので、この予想はあながち可能性の低いことではないように思います。
でも、もし大学でもっと達成感のようなものを得られたとしたらその辺が変わってくるんじゃないかと思うんですよ。少なくともそれを糧に頑張れるような気がするんですよ。言い換えれば、やりたくもない法律をやり続けるのはもう無理。就職なんて本当にどうでもいいからもっとやりたいことをしないといけません。出世とかそういうのはマジでどうでもいいから。そういうのは僕が落ちたあの大学の人たちだけでやってくれよ。
そこで最近他大の人文系、学術系の院進学を考えていたりします。最初は編入試験や転部試験も考慮に入れていたんですが、編入だと来年の3年次編入となりしかもそこからさらに3年かかる可能性があるというリスクがあるので微妙。また、転部試験は僕の通っている大学の場合1年生しか無理らしいです。氏ね、クソ大学が。
というわけで現実的な結論としては、あと2年我慢して院に進学することが妥当なようです。あるいは卒業後学士編入というのもアリかもしれません。まあでもやっぱり就職するかもしれないし、どうなるかはわかりませんが。
とりあえず3日くらい布団に潜り込んで考えてとりあえずそんな感じの結論が出ました。ひとまず色々な大学院を調べてみようと思います。
ああもうあと3日で大学だ。嫌だ嫌だ嫌だ……。