マッチング
就職活動をしているとマッチングという言葉をよく耳にする。マッチングとは僕の持つ電子辞書の中の広辞苑で調べてみると、(1)組み合わせること。調和させること。(2)複数のデータとつき合わせて照合すること。だそうである。なるほど、企業と社員とが組み合わされ、調和を果たすことによって、会社組織は収益を得ることが可能になるのであるから、正社員になるべく就職活動に励む学生と企業とのマッチングが非常に重要である、というのは確かにその通りであるのだろう。しかしね。付け焼刃の志望動機や筆記対策をしてそれでマッチングしたなどと言われたとしても、本当かよ?と疑ってしまう。付け焼刃でも何でもいいからとりあえず乗り切れるならばそれが能力の証明になり、つまりはその企業とマッチングしているということになるのだろうか。ううむ。
あと就職活動本が非常に沢山発売されているが、面接対策本やエントリーシート本を立ち読みしてみて、こんな馬鹿馬鹿しい道化行為をしなければ大企業と言われるところには入れないのならば別に大企業になんて行かなくてもいい、と思った。「格闘する者に○」の中の主人公も言っていたが、ああいう本を読んで対策する人って本当にそれでいいと思っているんだろうか。まるで理解できない。とか言ってるといわゆるニートになってしまうんだろうか。うわあ。