東京ゴッドファーザーズ

パプリカが公開されたからだろう、夜中にテレビでやっていたのでそれを録画しておいて、観た。3人のホームレスが捨てられていた赤ん坊を拾い、その赤ん坊を親元へ返そうとすると色々なことが起こっていく、という話。
凄いリアルな映画だなあ、と思った。いや、アニメーションだし、話の展開もかなり都合のよい偶然(クリスマスの奇跡、と言った方が正しいか)に頼っていて実際は全然現実的ではないんだけど、リアルだなあ、と思ったのである。背景に(多分)実写を使ってたりとか、そういうのはもちろんそのリアルさに影響していると思うのだけど、それだけじゃないというか。うーん。なんなんだろうなあ。
まあリアルさについてはそれぐらいにして。映画自体はとても面白いものだった。キャラクターには味があるし、会話にはユーモアもあって、にやっと笑えてほんのり泣ける、みたいな。よかった。今敏監督のアニメーションは以前『千年女優』を観たことがあるのだけど、僕は『東京ゴッドファーザーズ』の方が好きだなあ。よし、今度『パーフェクトブルー』借りてこよう。