色々

読みました。昔に中原昌也のインタビュー記事を読むためにブックオフで買った文藝に載っていた山崎ナオコーラ「人のセックスを笑うな」と白岩玄「野ブタ。をプロデュース」を読んだ。前者は山崎ナオコーラというかなり風変わりなペンネームとタイトルの奇抜さによっててっきりギャグものかと思って読んだんですが全然違った。むしろずいぶんと綺麗な物語だった。内容はこれといって特に変わったところのない小説だったけれど、読後感は良かった。段落の区切り方というかページの見せ方というか、そういうのがとても上手い。良作。「野ブタ。」のほうは笑いながら読んだ。最後の転落の過程がちょっと展開速すぎな気がしたけど、面白かった。主人公の感じている孤独感というのは共感する人が多いんじゃないかなと思う。僕は割と共感してしまった。
あと、スレイヤーズを読んだ。いまやラノベの古典といってもいいかもしれません。結構面白かった。コレを読んでいて、中学校時代の部活の同級生がドラグスレイブの呪文詠唱を朝練中に何度も呟いていたのを思い出した。あれから１０年経ってやっと僕は当時の彼と同じフィールドに立てました。遅すぎだ。

人のセックスを笑うな

野ブタ。をプロデュース

スレイヤーズ! (富士見ファンタジア文庫)