発売日と発行日
先日買ったわたしたちの田村くん2でちょっと気になる部分があった。いや、田村くん2自体はまだ読んでいないので内容とは関係ない部分なのであるが、どこが気になったかというと、「十月二十五日」再販発行という、その日付だ。今日はまだ14日であり、この発行日というのはまだ訪れていない、未来の日付である。考えてみれば月刊の漫画雑誌なども一月先の号が発売されるし、週刊誌だって年内に新年号が発売されたりするのが昔からちょっと疑問ではあった。どうしてこのようなことが起こるのだろうか。ということでググってみる。なんかそれっぽい解答が見つかったので引用。
日本雑誌協会のもとで、週刊誌は15日先まで、月刊誌は40日先までという協定が結ばれました。
昔、物流(鉄道、道路、運搬手段)が今ほど発達していなかった頃、印刷されてから日本中に行き渡るには一月ほどもかかりました。
そのために、1月前に出版するという慣例ができ、それがいまだに残っているのです。
一般的に書籍は書店さんに3ケ月間委託され、それを過ぎると請求が立つため、書店さんは売れ残った本は3ケ月以内に返品します。
奥付が遅いほど、返品されるのが遅くなる(棚に並べられている)ため、出版社はそのような方法をとるようになったといわれています。(Yahoo!知恵袋「雑誌の発行日ですが……」より引用)
なるほど。そういうことだったのか。昔から度々ふと思っては忘れるを繰り返し続けていた疑問が解消してよかった。
で、そのついでに日本雑誌協会のサイトの雑誌の発行部数リストを見てたんですけど、少年コミック紙の中の週間少年サンデーの発行部数を見て驚く。
- 週間少年ジャンプ 発行部数:2,994,897
- 週間少年マガジン 発行部数:2,721,633
- 週間少年サンデー 発行部数:1,160,913
サンデーってジャンプやマガジンの約3分の1しか発行されていないのか!少なっ!まあ少年誌3誌の中では一番人気なさそうだなというイメージは僕の中にもあったけど(部室にいつも読み捨てられて置いてあるのも大抵ジャンプかマガジン)ここまでの差があるとは知らなかった。サンデーっていうと犬夜叉とかコナンとか、ジャンプやマガジンに比べてもう少し読者年齢が低いような気がするので、意外とコロコロコミックあたりがライバルなのかも。
他にはザ・スニーカーやメガミマガジンがMEN'S NON・NOやPOPEYE、relaxなどと並んで男性ヤング誌に分類されているのが面白かった。あの分類って誰がしているんだろう。
(日本雑誌協会ウェブサイト:http://www.j-magazine.or.jp/FIPP/)