大脱走
- 出版社/メーカー: 20世紀 フォックス ホーム エンターテイメント
- 発売日: 2004/06/25
- メディア: DVD
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捕虜収容所からの脱走、などと聞くと、悲壮な感じで非常に緊迫感があって、とそんなイメージがあったのだが、全然そんなことはなく、って、いや、後半になれば緊迫感はあるんだけど、悲壮な感じなんてのは全然なくてむしろ雰囲気は非常に明るくて、捕虜と看守の関係は、やんちゃ坊主とカミナリおやじ、みたいな関係に思えてくる。あの有名なテーマ曲もそんな雰囲気作りに一役買っていると思う。序盤は結構笑える場面も多くて、楽しい映画だなあ、と思いながら見ていた。
が、後半はそんな明るい雰囲気はなりをひそめ、脱出シーンは思わずゴクリと唾を飲み込んでしまうくらいに緊張感に包まれる。チャールズ・ブロンソンの演じるダニーがトンネルの途中でヘタレたときには、「おい!お前なにやってんだよ! 逃げられねえだろが! 死ぬっての!」と、自分があたかもそこにいるかのようにいらいらした。それくらい引き込まれていた。
脱走後は割と悲惨な結果に終わるけど、最後のスティーブ・マックィーンの笑みをみて、ああこいつは絶対またやるんだろうな、と思って、なんかよくわからないけど嬉しくなった。
約3時間に渡る結構長い映画だったけど、時間など気にせずに楽しく見れる映画だった。面白かった。