撲殺天使ドクロちゃん おかゆまさき

ISBN:4840223920
ある人に対する印象の約半分は第一印象で決まってしまうというのはよく聞くことだけれど、それは本に対する印象にも当てはまるんじゃないかと思う。本に対する印象の半分は、タイトルと表紙、そしてもしその作家の本を以前に読んだことがあるならば作家名、で決まる。少なくとも僕はそうだ。そしてこの「撲殺天使ドクロちゃん」という本は、第一印象が良かったか悪かったかと聞かれれば、間違いなく後者に入る部類の本だった。だってぴぴるぴるぴるぴぴるぴーである。意味不明だ。しかし、ドクロちゃんは第一印象をいい意味で裏切ってくれた。この作者は本当にバカすぎる(褒め言葉)。松永君に相当笑わせてもらいました。ごちそうさまです。
大好きな人の撲殺→再生を繰り返すこの話は、ある意味で生命という拘束を超えてしまった究極のラブストーリーとも言える?