一体何なんだか

朝、顔を洗っているときにふと、とあるメロディーが頭の中に流れてきて、あーこの曲何の曲だったっけなあ、などと思いながら1日を過ごした。多分ゲームに使われている曲だ、というのは何となく分かったので、ずっとそのゲームは何だろう、と考えていた。でも全然分からなくて、駅からの帰り道、自転車に乗りながら、こりゃあもうわかんねえわ、と諦めたときに、力を抜いたから頭のねじが少し緩んだのだろうか、記憶がコロリと僕の頭の中から転がり落ちてきて、ようやく思い出した。ファミコン魔神英雄伝ワタル外伝(白いカセット)のフィールドの曲だった。タタ・タン・ドゥン・ドゥン・タタ・タン・ドゥン・ドゥン・タタタータータラタタター、という感じの曲。こうやって文字で書いて曲を伝えるのはとても難しい。あー、しかし思い出せてよかった。
カオスとか複雑系とかそういったものを扱っていて、僕が毎週楽しみにしていた授業が今日で終了した。とても残念なことだ。この授業は毎週ほとんど出席していた数少ない授業のうちの一つだったのであるが、この授業を受けていると、こんなに面白そうなことが沢山あるのにもかかわらず、何故自分はこんなにつまらない学部に来てしまったんだろう、と、いつも思ってしまい、泣きたくなることが度々あった。僕は僕の時間を間違いなく無駄にしている。最悪だ。文系なんかに、いや、法学部なんかに来るべきじゃなかった。最悪だ。
今年は去年よりもさらに輪をかけて授業に出席していないので、そろそろテスト勉強をしなければやばそうなのにもかかわらず、全くもってやる気がしない。これはあまりよろしくない兆候である。もっとテンションを上げていかないといけない。テストに意味なんて求めちゃいけない、ということはもういい加減分かっているんだから、何も考えず機械のようにただ暗記をして、それを試験本番で吐き出すことが出来れば、それでいいんだ。もともと意味のないものに意味なんて求めちゃいけない。求めちゃいけないのだ。
雨が降っているから憂鬱になっているのか、あるいは元々憂鬱で、その憂鬱さに雨が拍車をかけているのか、どっちが正しいのかなんて僕の知る由もないが、とにかくテンションが低い。何なんだよ。