上向き
ここしばらくテンションが超低空飛行で、何をするのもおっくうで仕方がなかったのだけど、ようやく気分が上向いてきたような感じがする。いいことだ。このまま上がって上がってその勢いで卒業してしまおう。
就職活動が終わって行く会社が決まったことで、どうも自分の人生がある程度見えてしまった、そんな気がして滅入っていた部分もあったのだが、考えてみれば別に働きはじめたからといって今までやってきた趣味や何かが全てできなくなる、というわけではないし、突然僕自身が180度全く別の人間になってしまうわけでもないのだ。それにもしかしたら仕事だって面白いかもしれない。そんなことはまあ当たり前のことなんだけど、社会人になったら自由な時間がなくなる、とか、どうせ残業ばかりなんだろう、とか、仕事なんてつまらないものなんだろう、とか、そういうマイナス面ばかりが自分の中で強調される。何でだろう。期待が裏切られたときの自分を守ろうとする無意識の行動なんだろうか。もっと物事ポジティブに考えていかなきゃなあ、とは思うんだけど、それがなかなか難しい。やっぱり「これさえあれば他には何もいらない」それくらい熱中できるものがあればいいのになあ、と思う。「愛があれば年の差なんて」という言葉を聞くことがあるが、きっと「熱中できるものがあればその他のものなんて」と思えるんじゃないかと考えるからだ。しかし、そのような「熱中できるもの」をこの大学時代にずっと探しているけど見つからない。そもそも見つけようという行為自体がもしかしたら間違っているのかもしれない。大して好きでもないものでもずっとやっていたら、いつしかそれが「熱中できるもの」になるのかもしれない。でも、まだ学生時代は大体1年残っているので、その間は「熱中できるもの」というのを探してみたいと思う。それくらいの余裕はまだ十分にあるだろう。