ファミリー文化祭
ここ最近椎名誠の青春三部作と言われる『哀愁の町に霧が降るのだ』、『新橋烏森口青春編』を読んでおり、とうとう三部作の最終作である『銀座のカラス』を読み始めた。前二作に比べ、この作品だけなぜか人々の名前が実名でないのに最初はちょっと違和感があったのだが、読み進めていくとすぐに慣れた。前二作はとても面白かったので今作でこのシリーズを読み終えてしまうのはちょっと残念だけども、まあ楽しんで読もう。
連休も3日もあると、その3日目には洗濯やら掃除やらといった家の雑事は大体片付いてしまっていてやることもなく、かといって特に勉強をする気も起きず、ぐだぐだとドラクエ6を進めデュランを倒した。デュランってすごい強かったような記憶があるんだけど、今回は楽勝だった。多分職業の極め方が昔とは違うんだと思う。昔はとにかくザコとの戦闘が嫌いで逃げれる限り逃げて、低いレベルでいかにしてボスを倒すか、って考えながらゲームやってたんだけど、今はザコとの戦闘も全然嫌でなく、むしろある程度戦ってレベルや職業レベルを上げながら進めている。だからボスなんかでも何も考えず楽々勝てる。
たとえばこんな感じで。楽勝で勝てるのはまあそれはそれでそれなりに気分はいいんだけど、昔ほど熱中できてない自分に気付く。低レベルで敵を倒す、ということで思い出すのは、ドラクエ3のバハラタの近くの洞窟にいるカンダタを倒してくれないか、と小学生のときに頼まれたことだ。確か平均レベル9〜10くらいのパーティで戦って何とか勝ち、えらく感謝された記憶がある。あのときはとにかくいかにしてカンダタを倒すか、ということがすべてだったなあ。やりたいことただそれだけをやる、ということができるのはとても幸せなことだと思う。最近はいろいろとやっていることが多すぎるのかもしれない。
午後は『ルディ』という映画を観て感動した後、夕方から外出。YMCK主催のファミリー文化祭に行くためである。渋谷とかあまり行かないので、せっかくだからついでに道玄坂にあるムルギーというカレー屋に行ってみようと思って地図まで印刷していったにもかかわらず、店が見つからないという罠。あの辺は前にライブハウス行ったときも迷ったんだよなあ…。今度は昼間に来よう。結局その辺で適当に食事をとって会場のSECO LOUNGEへ。ちょっと遅れて行ったらもう人が沢山いてとても驚いた。去年の夏頃にあった感謝祭のときはこんなに混んでなかったんだが。YMCKは相変わらずよかったんだけど、最初にやってたBELLKAMPもなかなかよかった。金管の入った楽しいバンド、ってのが多分自分は好きなんだなあ。
会場を出て明治通りに向かって坂を下りながら、三連休ってホントにあっという間だな、と連休の度に同じことを思いつつ渋谷駅へと歩いていった。