我が闘争/堀江貴文

 ホリエモンが出所後に自らの過去を振り返る形で記載された本。会社立ち上げから上場前くらいまでと、衆院選出馬からライブドア事件あたりまでのエピソードを特に面白く読んだ。前者は時代がインターネットによって変わっていく勢いや、それに抗うことなくその流れを掴んで成長していく勢いが読んでいても伝わってきた。後者は、後ろを振り返ったり周囲を顧みることなく突っ走った結果、信頼していた人にも裏切られ、瞬く間に転落していってしまう様がとても切なく感じられた。

  ホリエモンは今は宇宙事業をやっているという。ちょっと後で調べてみよう。色々なことはあったかもしれないけれど、自分の思いの実現に向けてなりふり構わず突っ走ることというのは誰にでもできることだとは自分は思わないので(=そういう人のことをホリエモンはきっと「人生は短いのにどうして自分のやりたいことをやらないのか」と言うのだろうが)、宇宙事業の方でも何か面白いことをやって世の中をかきまぜてくれるといいなと思う。

我が闘争

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