恋の門

大声で笑うほど面白くもないけどつい苦笑いしてしまうくらいには面白いショートコントをつなぎ合わせたような映画だった。一場面一場面ごとに区切って観たら本当に馬鹿馬鹿しいと思うけど、全体を観るとそれなりに感じるところはあった。
「愛とか夢とかそんなものは本当に馬鹿馬鹿しくて笑っちゃうようなものだしくだらないしその上容赦なく突きつけられる現実ってのは僕らを縛り付けてしまうのであってそれゆえに夢や愛なんて捨てて現実を見据えて生きていくのがベターさ!でもそんなどうしようもないくらいに馬鹿馬鹿しいしくだらないと分かっていても愛とか夢とかそういうものをちょっと位は信じてみても損はしないんじゃない?もしかしたら時にはそれって現実超えちゃうかもよ?」
みたいな、そんな感じだと思う。なんかすげーありがちな感想になってしまったけどまあいいや。
恋乃役の酒井若菜がかなりぶっ飛んでいて面白かったです。好感触。あと庵野が役者として出ていて驚いた。最近何気にCMにも出演してるからなあ。まあキャラが濃いのは確かですけど。