順調

今日、水曜日は授業はない。だから朝っぱらからお酒をあおり、ぱっぱらっぱっぱーと陽気な一日を送ることにしている。今はそんなぱっぱらぱっぱな状態でこれを記している。昨日は、今学期まだ1回しか出ていない授業に出席してみた、が。「余裕だよ」とか知り合いから聞いていたけれども授業を聞いてみる感じ全然余裕じゃなく、思わず、ぎゃふん、などとほざきたくなったが授業中なので他に熱心に勉強をされてる方の邪魔をしちゃいかんと思って、机と椅子との隙間に向かって小さな声でぎゃふんとだけ呟くと、机の上にとっ散らかっていた赤青黒のボールペン、リングノート、電子辞書、タワレコグッズが当たる!キャンペーン中リプトンレモンティーの紙パック等の荷物をまとめて、外に出た。SAYONARA2単位。まあもともと猫の額ほどの興味もない授業なのでどうでもいいか、さて、とりあえず飯、そう、いまや大学に来る唯一の楽しみとも言える食事にでも行こうか知らん、っつーわけで、定食にしようかラーメンにしようかカレーにしようかムフフ、と悩みつつ階段を下ってくると目の前に人。見知った顔だ。それは数少ない同じ学部の友人であった。「おお、久しぶり」と言ってしばし歓談を交わす。公務員を目指す彼は、ここ数ヶ月全く大学に来ず勉強ばかりしておったそうである。道理で全く会わないわけだ。ではそれだけ勉強してたのなら割と上手く言ったのだね?と聞くと、う、うーむ、と苦笑いし、どうやらそうでもなさそうだった。駄目そうだからもしかしたら就活しなきゃなあ、秋採用とかやらないとだめかも、と言うので、超一流企業に行きたいとか考えず、そこそこの会社なら今からだって余裕で決まるよ、行けるって。それに公務員だってまだわからないじゃないか。と励ましになってるかわからんが励ました。そうだね、と彼は力なく言った。そりゃあまあ分かる。だって何ヶ月も勉強してきたことが、たった一回の試験で駄目になってしまうかも知れぬのだから、ああ、俺のこの数ヶ月はなんだったのか……、と脱力感、無力感に陥るのも当然だ。その後小生は一応就職が決まったという話などをしていたのだが、その中で、「君はよいなあ、今のところ人生が順調に進んでるじゃないか」と言われ、「え?俺は順調なのか?」と思ったが、それは顔に出さず、「そう?そんなでもないと思うけど」と言った。そしてもうちょっとだけ喋って彼と別れ、小生は校舎の外に出た。外は、クソみたいな太陽がぎらぎらと唸っていた。喫煙所では、何人もの学生が、気だるそうにタバコを吹かしていた。小生は彼らの間をすりぬけると、飯を食いに駅の方へと向かった。最終的にうどんかラーメンかの2択で迷った挙句、結局ラーメンを食した。美味かった。
さて、問題は「俺は果たして順調なのか」ということだ。俺の俺による主観から言わせて貰うならば、全く持って、一ミクロンも順調じゃない。高校卒業以来、嫌なほう嫌なほうに進んでいるような気がしてならないのである。しかし、彼から見ればそんな俺は順調なのである。一浪しながらも一応このゴミ大学に入り、大学に希望を持たず生きながらも(多分)四年で卒業し、就職するという、この俺が。というか、そもそも「順調」というのはいったい何なのだ。そういやある授業に出席してるときに、目の前に明らかに友達になりたくもないようなやつらがペチャクチャとお喋りを続けていて、嫌でもその話が聞こえてくるので大変不快だったのだが、それがなんかいわゆる一流企業とやらに決まっただの決まらぬだのという非常にくだらない話で、たくさん金がもらえるもらえないだの、と延々と話しており、それを聞いてると(って聞きたくなくても聞こえてくるのだ)ああもう無理、って感じだった。でもおそらく彼らは一流企業とやらに行くから小生よりもずっと「順調」なのだろう。30歳で年収1000万近くまで行き、結婚して東京都内に家を買い、車も2台持ち、子供に何不自由させることなく、幸せに暮らすのだろう。ああもう嫌だ。そういう価値観が嫌だ。「末永く幸せに暮らしましたとさ」って具合の御伽噺的な帰結が嫌だ。ああ、早くこの大学を卒業しなければ。意志薄弱の己は本当に駄目になる。駄目になる前に早くこの糞環境から脱出しなければ。とりあえず後1ヶ月ほどで夏休みだ。早く夏休みが来るといい。
今日はついさっきまで記録映像のTV記録を見てて、これからサッポロOMOIDEINMYHEAD状態を見ることにします。で、そのまま続けてタワーリング・インフェルノを見ます。で、バイトに行きます。今日はそういう1日です。今日を僕はそういう1日にするのです。そしてマージンFXのひまわり証券さん、ニンテンドーDS Lite欲しい!