懐かしさとは?

冬のソナタの次回予告か前回までのあらすじかのどちらかが偶々NHKで流れてて見たんですが(本編は全く見てないです)、その中で女の方が、「私はあなたに一番大切なものを奪われたわ、私の心を」みたいなことを言ってて、思わずカリオストロかよっ、と突っ込んでしまいました。サークルの友人曰く、2話まで見ればヨン様の素晴らしさがわかるから後は見なくてもいい、らしいので、暇があったら2話だけ見てみようかなぁと思います。
あ、カリオストロで思い出しましたが、先日録画したトトロを見ました。トトロはいいなぁ。何回見ても面白いのはさすがです。あういう風景を見ていると、経験したこともないのに懐かしさのようなものを抱いてしまうのは何故なのでしょう。古きよき時代への憧れを懐かしさと錯覚しているのでしょうか。「憧れる」という言葉を調べてみると、由来は古語の「あくがる」という言葉で、何かに心が惹かれて元いた場所を出て行き彷徨うという意味だったものが、後に現在の「憧れる」という言葉に転じたらしい。なるほど、そういう意味もあったのか。今度は「懐かしい」という言葉をチェックしてみたところ、語源は「なつかし」という言葉で、心が惹かれる、という意味で、現在もほぼ同じ意味らしい。あ、そうだったのか。僕はずっと「懐かしい」という言葉は、以前に経験したことのある事象に思いを巡らせ恋しく思う、という意味で捉えていたのですが、別に経験の有無は関係なかったのですね。それならばトトロを見て憧れとほぼ同義である懐かしさを抱くのも別に不思議ではありませんね。
自分が自転車旅行に出かけるのもそんな懐かしさによる部分が多いような気もします。何かを求めて彷徨ってるんですね、多分。